4種混合
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● 4種混合

2012年8月以降に誕生した赤ちゃんや、これまでに3種混合(DPT)とポリオワクチンを一度も接種していない場合には、原則として4種混合(DPT-IPV)ワクチンを接種します。2012年7月以前に誕生した子どもで、すでに3種混合(DPT)ワクチンを接種している場合は、原則として4種混合ワクチンではなく、三種混合ワクチンを4回受けます。4種混合ワクチンでは、ジフテリア、百日せき、破傷風、ポリオの4種類を予防することができます。
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ジフテリア

ジフテリア菌がのどなどについておこる重いVPDです。この菌は、ジフテリア毒素を大量に出して、神経や心臓の筋肉を侵します。現在は、ワクチンのおかげと抗菌薬が有効で耐性菌が少ないため、ほとんど患者はいません。しかし、ワクチンを止めざるを得なかった旧ソ連などでは流行がおこり、多数の犠牲者が出ました。
● 症状や経過
のどについたジフテリア菌が増えて炎症がおこります。発熱は微熱のことも。のどの奥が白く見えることもあります。のどの炎症が強まって、空気の通り道がふさがり(クループ)、そのために死亡することもあります。そして神経のまひがおこったり、心臓の筋肉に障害がおこったりして死亡するケースが現代の欧米でもみられます。
● 重症になると
空気の通り道が完全に詰まると、死亡します。また、心臓の筋肉が侵されるので、絶対安静が必要です。安静にしていても、心臓が急に止まって死亡することもあります。
● 予防は?
四種混合(DPT-IPV)ワクチンまたは三種混合(DPT)ワクチン(いずれも定期接種・不活化ワクチン)で予防します。赤ちゃんの百日咳が流行していますので、生後3か月から4週間隔で3回受けると予防効果が高くなります。生後3か月でヒブ、小児用肺炎球菌などと同時接種で受け、BCGワクチンの接種の前に四種混合(三種混合)ワクチンを3回受けておくことをおすすめします。
11歳になったら、ジフテリアと破傷風のDTワクチンを受けましょう。
※四種混合(DPT-IPV)ワクチンは2012年11月に導入。原則として2012年8月以降に誕生した赤ちゃんが接種します。

自治体から四種混合(DPT-IPV)ワクチンの無料券(接種券)が届く時期が生後4か月過ぎのところもありますが、その際は2か月過ぎからでも保健所に送付を依頼してください。法律的には断わられる理由はありません。
● 同時接種について
早く免疫をつけて、危険なVPDから子どもを確実に守るために同時接種は欠かすことのできないものです。同時接種が安全であることは、世界の何億以上の子どもたちが受けてきていることからも、世界の常識であり、日本でも確認されています。接種年齢になっていれば、何本でも受けられます。米国では、生後2か月の時は6種類も受けています。

百日せき

百日せき菌と呼ばれる細菌がのどなどについておこる感染力のたいへん強いVPDです。多くの場合、家族や周囲の人から感染します。大人でも学校や職場で集団感染することもありますが、大人は苦しくても死亡することはありません。問題は、赤ちゃんをはじめ家族にうつすことです。母親からもらう免疫力が弱いために新生児でもかかることがあり、6か月以下とくに3か月以下の乳児が感染すると重症化します。

この菌を地球上から根絶させることはできないので、米国でも流行しています。日本でも、昔に比べれば減りましたが、年間1万人くらいかかっていると推定されます。年長児や大人でせきが長引くときは、百日せきのこともありますので、医師とご相談ください。低年齢で感染すると症状が重くなるので、多くの国では生後2か月頃からワクチンの接種を開始しています。また、米国では新生児の百日せきを予防するために、成人用DPT(Tdap)を妊婦に接種して胎児への移行抗体を増加させることもおこなわれ、妊娠27~36週での接種が勧められています。
● 症状や経過
最初は鼻水と軽いせきが出て、かぜのような症状を示します。スタッカートのようにコンコンコンコンという短いせきが長く続いてでてくるようになると、有効な抗菌薬でも病状を止めることはできません。そのうちにそのせきの続く時間が長くなって、10秒以上続きます。そうなるとたいへん苦しく、顔が真っ赤になります。せきが続くために息ができません。10秒以上続いたところで、やっと苦しそうに息を吸い込みます。「うーーーーー」と音を出して吸い込むので、英語ではウープ(WHOOP)と言います。

実際には、母親が見ていられないくらいに苦しそうな症状です。目が血走ったり、舌の筋が切れたりもします。乳児の場合、特に生後3か月以下ではそのまま息が止まって、死亡することもあります。この時期を何とか乗り切ると少しずつせきがおさまってきます。 大人の場合、苦しいですが死亡することはありません。しかし完治するまで2~3か月かかり、これが百日せきと言われる理由です。
● 重症になると
もっとも深刻な合併症は息ができなくなる無呼吸です。生後6か月以下とくに3か月以下の乳児では無呼吸を起こしやすいのでたいへん危険です。呼吸が止まる場合には人工呼吸が必要になり、死亡することもあります。また、血液の中の酸素が減って、脳症(低酸素性脳症)もおこります。けいれんをおこしたり、知能障害などもおこります。また肺炎を起こすこともあります。
● 予防は?
四種混合(DPT-IPV)ワクチンまたは三種混合(DPT)ワクチン(いずれも定期接種、不活化ワクチン)で予防します。生後3か月から4週間隔で3回受けると予防効果が高くなります。生後3か月でヒブ、小児用肺炎球菌などと同時接種で受け、BCGワクチンの接種の前に四種混合(三種混合)ワクチンを3回受けておくことをおすすめします。
※四種混合(DPT-IPV)ワクチンは2012年11月に導入。原則として2012年8月以降に誕生した赤ちゃんが接種します。

自治体から四種混合(DPT-IPV)ワクチンの無料券(接種券)が届く時期が生後4か月過ぎのところもありますが、その際は2か月過ぎからでも保健所に送付を依頼してください。法律的には断わられる理由はありません。
● 同時接種について
早く免疫をつけて、危険なVPDから子どもを確実に守るために同時接種は欠かすことのできないものです。同時接種が安全であることは、世界の何億以上の子どもたちが受けてきていることからも、世界の常識であり、日本でも確認されています。接種年齢になっていれば、何本でも受けられます。米国では、生後2か月の時は6種類も受けています。
● 二種混合(DT)ワクチンの接種について
11~12歳には、ジフテリアと破傷風予防のDTワクチン(定期接種・不活化ワクチン)を接種しますが、DTワクチンには百日せきワクチンが含まれていないために、成人に百日せきが流行するという問題があります。そのために近い将来、年長者と大人が百日せきにかからないために、DTワクチンに代わってDPTワクチンを0.2ml接種する方法に代わる見込みです。

破傷風(はしょうふう)

破傷風菌が傷口から入って体の中で増え、筋肉をけいれんさせる破傷風菌毒素を大量に出すためにおこる重いVPDです。深い傷だけでなく、ガーデニングなどでできる小さな傷でもおこります。人から人へうつる病気ではありません。40歳以上では、年間100名以上がかかっています。これは当時、ワクチンを受けていなかったためです(破傷風ワクチンが法定接種で受けられるようになったのは1968年10月15日以降)。40歳以下の人も、多くが子どもの頃に三種混合(DPT)ワクチンを受けていますが、抗体が少なくなっていますので、米国と同様に追加接種が望まれます。

この菌を地球上から根絶させることはできないので、米国でも流行しています。日本でも、昔に比べれば減りましたが、年間1万人くらいかかっていると推定されます。年長児や大人でせきが長引くときは、百日せきのこともありますので、医師とご相談ください。低年齢で感染すると症状が重くなるので、多くの国では生後2か月頃からワクチンの接種を開始しています。また、米国では新生児の百日せきを予防するために、成人用DPT(Tdap)を妊婦に接種して胎児への移行抗体を増加させることもおこなわれ、妊娠27~36週での接種が勧められています。
● 症状や経過
けがをしてしばらくしてから、顔の筋肉を動かしにくい、笑ったように引きつった顔になるなどの症状が出ます。だんだんと口が開けにくくなり、その後全身の筋肉がいっせいに縮んでけいれんがおこります。おなかの筋肉も背中の筋肉もいっせいにけいれんするので、最終的には後弓反張と言ってまるでフィギュアスケートのイナバウアーのような姿勢になります。意識は侵されないので、たいへん痛く苦しい状態です。当然、現在の医学でも亡くなるケースがあります。この時期を乗り切ると元通りになります。しかし免疫はできないので、何度もかかる人もいます。

● 重症になると
背骨などが折れることもあります。また、呼吸ができなくなって、亡くなる人も毎年10人以上います。合併症がなくても極めて重い病気です。
● 予防は?
四種混合(DPT-IPV)ワクチンまたは三種混合(DPT)ワクチン(いずれも定期接種・不活化ワクチン)で予防します。生後3か月から4週間隔で3回受けると予防効果が高くなります。生後3か月でヒブ、小児用肺炎球菌などと同時接種で受け、BCGワクチンの接種の前に四種混合(三種混合)ワクチンを3回受けておくことをおすすめします。
11歳になったら、ジフテリアと破傷風のDTワクチンを受けましょう。
※四種混合(DPT-IPV)ワクチンは2012年11月に導入。原則として2012年8月以降に誕生した赤ちゃんが接種します。

自治体から四種混合(DPT-IPV)ワクチンの無料券(接種券)が届く時期が生後4か月過ぎのところもありますが、その際は2か月過ぎからでも保健所に送付を依頼してください。法律的には断わられる理由はありません。
● 同時接種について
早く免疫をつけて、危険なVPDから子どもを確実に守るために同時接種は欠かすことのできないものです。同時接種が安全であることは、世界の何億以上の子どもたちが受けてきていることからも、世界の常識であり、日本でも確認されています。接種年齢になっていれば、何本でも受けられます。米国では、生後2か月の時は6種類も受けています。

ポリオ

ポリオウイルスによって感染するVPDです。このウイルスにかかっても、多くの場合は症状が出ないか、出てもかぜのような症状だけです。しかし約1,000~2,000人に1人は手足にまひが出るとされています。

日本でもかつて大流行したことがあります。その時は母親たちがマスコミとともにポリオ撲滅の大活動を行いました。その結果、当時の厚生大臣はソ連やカナダから使用し始めたばかりのポリオの生ワクチンを緊急輸入して、テストもしないで子どもたちに投与しました。するとまたたく間に流行がおさまりました。
世界ではポリオウイルスは激減しています。しかし南アジアやアフリカなどのごく一部の地域では現在でも流行しています。なかなか根絶できないどころか、ワクチンを飲まなくなった地域で流行がおこっています。欧米でも、宗教上の理由でワクチンを拒否する人たちの子どもの間で流行したことがあります。日本では、約30年前から野生株による患者は出ていませんが、世界との交流が盛んな現在ではワクチンの接種を長い間中止すれば必ず流行がおこると考えられています。
● 症状や経過
このウイルスに感染しても、ほとんどの場合は発病しないか目立った症状は出ず、出ても多くはかぜのような症状だけです。

● 重症になると
手足のまひが起こり、運動障害が一生の後遺症として残ることがあります。またその一部の人が、数十年後に突然、疲労、痛み、筋力低下などに悩まされることがあり、これはポストポリオ症候群(PPS)と呼ばれています。また、呼吸をするための筋肉である横隔膜などにまひがおこると呼吸ができなくなり、その場合には、人工呼吸器を使わなければなりません。
● 予防は?
ポリオワクチン、四種混合(DPT-IPV)ワクチン(いずれも定期接種・不活化ワクチン)で予防します。
単独のポリオワクチン(IPV)は2012年9月に、四種混合ワクチンは2012年11月に導入されました。
● 生ポリオワクチンについて
2012年8月までは定期接種ワクチンとして使用されていました。生ワクチン(口から飲むタイプ)はポリオを予防する効果は強いのですが、まれに(70万人に1人くらい)ワクチンウイルスによる麻痺が起こっていました。2012年9月から、日本でも欧米と同様に人に小児まひ(ポリオ)を発病させるおそれがない不活化ポリオワクチンに切り替わりました。

※「Know VPD」より引用    

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