小児用肺炎球菌ワクチン(7価)
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  • 不活化ワクチン
  • 定期接種

● 予防するVPD

  • 小児の肺炎球菌感染症(細菌性髄膜炎、肺炎など)

● 接種時期と接種回数

生後2か月から接種できます。標準的なスケジュールでは4週間隔で3回、生後12~15か月齢に4回目を接種します。
初回の接種月齢・年齢によって接種間隔・回数が異なります。詳しくは下表をご覧ください。
初回接種の月齢・年齢 接種回数 接種スケジュール
生後2か月~6か月 4回 1回目から4週以上の間隔で2回目
2回目から4週以上の間隔で3回目
3回目から60日以上の間隔をあけて生後12か月~15か月に4回目
生後7か月~11か月 3回 1回目から4週以上の間隔で2回目
2回目から60日以上の間隔をあけ、1歳代(生後12か月~15か月)で3回目
1歳 2回 1回目から60日以上の間隔で2回目
2~9歳 1回 1回のみ
10歳以上 接種不可  

● おすすめの受け方

細菌性髄膜炎はかかった子どもの半数以上が0歳の赤ちゃんです。病気が重いだけでなく早期診断が難しく、抗生物質(抗菌剤)が効かない菌も多いので、必ず生後2か月からヒブワクチンと同時接種で受けましょう。3か月からはこれに加えて、四種混合(三種混合)ワクチンも同時に接種できます。
0歳児が接種するワクチンは種類、回数が多いので、スタートダッシュが肝心です。生後2か月のお誕生にワクチン接種をスタートしましょう。おそくとも6か月までにしっかりと免疫をつけましょう。

生後6か月以降の赤ちゃんに、肺炎球菌による細菌性髄膜炎が増えてきます。それまでに必要な免疫をつけておくために、生後2か月から初回の3回を6か月までに受けるようにしましょう。また、1歳代(生後12~15か月)に追加接種を受けませんと、効果が長続きしません。

小児用肺炎球菌ワクチンはWHO(世界保健機関)が最重要ワクチンの一つとして、すべての国で、定期接種にすべきだと勧告しているものです。日本では、2013年度から定期接種になりました。

● スケジュールを立てる時のポイント

病気が重いだけでなく、早期診断が難しいうえに抗生物質(抗菌薬)が効かないこともあります。生後6か月以降からかかる赤ちゃんが増えますので、『生後2か月のお誕生日』がきたらすぐに接種します。ヒブ、ロタウイルス、B型肝炎ワクチンなどとの同時接種がおすすめです。
生後2か月でヒブ、ロタウイルス、B型肝炎ワクチンと同時接種で開始して、3か月からはこれら3つのワクチンに四種混合(または三種混合とポリオ)を加えて1本の飲むワクチンを含む4種類(または5種類)の同時接種がおすすめです。遅くとも6か月までに最初の3回接種が終わると早く抗体(免疫)ができるので、より望ましいです。

● ワクチンの効果と安全性

小児肺炎球菌ワクチンは世界の約100カ国以上で承認され、すでに50カ国で定期接種に導入されているワクチンですので、安全性と効果は実証済みです。ヒブワクチンと同時接種をすることで、細菌性髄膜炎予防に非常に有効です。
接種後に、受けた子どもの約10%に38度以上の熱が出ます。ほとんどは何もしないでも1日で治まりますが、顔色や機嫌が悪い場合は受診してください。また接種したところが赤くなったり、しこりができたりすることもあります。

● 同時接種について

早く免疫をつけて、危険なVPDから子どもを確実に守るために同時接種は欠かすことのできないものです。同時接種が安全であることは、世界の何億以上の子どもたちが受けてきていることからも、世界の常識であり、日本でも確認されています。接種年齢になっていれば、何本でも受けられます。米国では、生後2か月の時は6種類も受けています。

● 小児用肺炎球菌ワクチンの高齢者への予防効果

小児用肺炎球菌ワクチン(プレベナー)は、子どもの肺炎球菌感染症の予防だけでなく、間接的な効果として、高齢者の肺炎球菌感染症予防に効果的なことがわかっています。多くの子どもにこのプレベナーを接種すると、肺炎球菌感染症の感染機会が減少し、結果的に高齢者の重い肺炎球菌感染症(主に肺炎)が減ります。 そのために、WHOも子どもでのプレベナーの接種率を上げることを推奨しています。
また、欧米などでは、現在日本で使用している7価ワクチン(PCV7:7種類の肺炎球菌に効果がある)ではなく、菌の種類を増やしてより効果の高い13価ワクチン(PCV13:13種類の肺炎球菌に効果がある)が発売になっています。日本では現在、治験中で早期の発売が望まれます。

注意:高齢者の肺炎球菌ワクチン(ニューモバックスNP)は、この小児用肺炎球菌ワクチン(プレベナー:PCV)とは全く違うものです。詳しくは成人用肺炎球菌ワクチンのページを参照してください。
◆ 小児用肺炎球菌ワクチンの高齢者への予防効果
小児用肺炎球菌ワクチン(プレベナー)は、子どもの肺炎球菌感染症の予防だけでなく、間接的な効果として、高齢者の肺炎球菌感染症予防に効果的なことがわかっています。多くの子どもにこのプレベナーを接種すると、肺炎球菌感染症の感染機会が減少し、結果的に高齢者の重い肺炎球菌感染症(主に肺炎)が減ります。 そのために、WHOも子どもでのプレベナーの接種率を上げることを推奨しています。
また、欧米などでは、現在日本で使用している7価ワクチン(PCV7:7種類の肺炎球菌に効果がある)ではなく、菌の種類を増やしてより効果の高い13価ワクチン(PCV13:13種類の肺炎球菌に効果がある)が発売になっています。日本では現在、治験中で早期の発売が望まれます。

注意:高齢者の肺炎球菌ワクチン(ニューモバックスNP)は、この小児用肺炎球菌ワクチン(プレベナー:PCV)とは全く違うものです。

※「Know VPD」より引用

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